トリガーポイント療法
〈トリガーポイントとは〉
私達の体には全身に筋肉が存在し、筋肉が働くことで骨を動かし運動しています。
また、じっと立ったり座ったりしているだけでも、姿勢を維持するために筋肉は働いています。
したがって筋肉は寝ているとき以外一日中働いており、スポーツや仕事などでの繰り返し動作や姿勢の維持によく働く筋肉には、常に負担がかかっています。
特定の場所に負担がかかり続けると、筋膜(筋肉の膜)にある痛みのセンサーが過敏な状態になり、本来痛みを感じないような些細な動作でも痛みを感じるようになります。
その過敏になった痛みのセンサーが、トリガーポイントと呼ばれる痛みの発生源です。
〈現代医学では見落とされる痛み〉
・痛みやしびれを感じていても検査で異常が見つからず、
「異常はありません」「原因はわかりません」と説明された
・痛み止めや湿布を処方されたが、
効いているのかよくわからない
・骨の変形やヘルニアが原因だと診断されたが、
マッサージや鍼治療を受けると楽になる
このような経験をされた方は多いのではないでしょうか?
一般的にお医者さんは痛みが現れている場所を検査して、椎間板ヘルニアや骨の変形などの異常が見つかれば痛みの原因だと理解し、診断することが多くあります。
しかしヘルニアや骨の変形などによる炎症が原因であるとすれば、なぜ炎症を抑える薬が効かないのでしょうか?
なぜ骨の痛みや神経の異常が原因のしびれが、マッサージや鍼で楽になるのでしょうか?
それは痛みやしびれの正体が筋膜にあるからです。
筋膜が悪くなったとしても血液検査やレントゲンなどでは何も異常は見つけられないので、筋膜に原因がある症状の場合には誤った病名がつけられたり、見落とされたりしてきました。
〈トリガーポイントが原因で起こる痛み〉
検査で見つかった異常所見と症状は必ずしも一致するとは限りません。
ですから、実際に検査で脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、変形性関節症と診断されたとしても、それが辛い症状の原因ではない場合もたくさんあります。
・腰や首のヘルニア
・坐骨神経痛
・脊柱管狭窄症
・変形性膝関節症
・頚椎症
など、実はトリガーポイントが原因で起こっているものもこれらの中には多くあるのです。
お医者さんに診てもらったが痛みやしびれが改善しない、マッサージや鍼を受けると一時的に楽になるが効果が長続きしない、このような方は一度トリガーポイント治療を試してみてください。
あなたの体の本当に悪いところを探し出し、健康で快適な生活を送るためのお手伝いをいたします。